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PIANIST & COMPOSER
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皆さん、お元気ですか?
最近はついついFacebookのほうが先行しちゃって、こちらのほうの投稿が 遅れがちになってしまいまして、ごめんなさい。 blogを楽しみにしてくださつている皆さん、ほんとにごめんなさーい。 今日は、現在長崎商業高校の校長先生・松尾先生が、 学生さんに宛てて書いて下さった学校新聞?の中で 何と、私のことを書いて下さいました。 ちょっと恥ずかしくて身体が痒くなってますが、、、 有り難いです。 もう4年前のことになるので、自分自身では もう遠い遠い昔の出来事のようですが、 原因不明の奇病・Adem(急性散在生脳脊髄炎)になり、 復帰後、松尾先生とお会いさせて頂く機会があり、 お話をさせて頂いたことがあったのでした。 お読み頂ければ嬉しいです。 そして、今、苦しんでいる方、失意の中におられる方、 希望を見失っておられる方の ほんの少しでもお役に立てたなら嬉しいです。 ***************************** 春は芽生えの季節 長崎商業高校校長 松尾博臣 小國雅香さんは、長崎が誇る名ジャズピアニストです。 プレイヤーとして順風満帆であったある日、突然病魔が彼女を襲いました。大学の講義で板書をしていた彼女の指から、筆記具が滑り落ちる。これがピアノが弾けなくなっていく序章でした。それほどたたずに彼女の右手は全く動かなくなりました。 ピアニストとしては致命的です。入院生活は深い失意の中にありました。 「もう一生ピアノが弾けない。どうやって生きていこう」彼女の当時の心情を拝察することさえ痛い状況です。 病院のリハビリルーム奥にピアノが置いてありました。 「弾いてみたら」 理学療法士の薦めで彼女はピアノの前に座ります。 「ピアノなど見たくない。けれどこのまま弾かなかったら、自分は終わる」 そう思い、自分を押してのことでした。けれど、手はダラリと鍵盤に乗っているだけでした。その日は激しく号泣したといいます。 そんなどん底の状態から、彼女は這い上がり始めます。 そして彼女は今年、国体のオープニングプログラム音楽を担当されます。 後に、医者から奇跡的回復と言われるカムバックは、そんな苦闘の中から始まりました。 このエピソードは私たちを揺り動かします。私たちが、他者の言動に敬意を覚えるのは、こうした時です。 春、私たちは新しいメンバーを迎え、何らかの意味で先輩になります。それを意識したとたん、ギクシャクし始める人がいらっしゃいます。それは往々に後輩にいいところを見せようとすることから起こることかもしれません。これは高校生の世界でも、大人の世界でも起こることでしょう。 けれど本当に後輩の心を突き動かすのは、私たちが苦境から這い上がる姿です。冬に地面の中で耐えていた植物が再び芽生えるように、そんな姿が私たちの後に続く人たちに多くを教えることになるのでしょう。 心ある後輩は、そんなあなたの姿から多くを学び、あなたのことを尊敬するようになるでしょう。薄っぺらに格好をつける必要も、力む必要もありません。まず大切なことは、人として後輩を暖かく迎え入れ、そして自分に厳しい姿を示すことだと思います。 これは人生の後輩であるお子様との関係についてもいえることかもしれません。 「闘病体験の前後で変わったことがありますか?」という私の問いに、小國さんはこう答えてくれました。 「自分の力だけでピアノは弾いているのではないということ。入院中に拍手をくれた人、ライブの背中を押してくれた人、そして演奏中のお客さん、そんな周りの方々の力に押され弾いているんだということ」 こうして人は豊かになっていくのだと教えられました。 *********************************************
by opemoca
| 2014-05-23 13:59
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